Pixio PSW1Sのモニターアームを購入したけれど、取り付け方が分からない、高さ調整がうまくいかないと悩んでいませんか。
特に初めてモニターアームを設置する方にとって、どの順番で組み立てればいいのか、高さがすぐ下がってしまう問題をどう解決すればいいのか、不安に感じるのは当然です。
Pixio PSW1Sの取り付けは4つのステップで完了し、初心者でも30分程度で設置できます。
高さ調整は215~495mmの範囲で無段階調整が可能で、モニターが下がる場合は付属の六角レンチでアーム内部の張力を調整するだけで解決できます。
クランプ式なら工具不要でデスクに固定でき、グロメット式を選べばより安定した設置が可能です。
この記事で分かること:
- Pixio PSW1Sの取り付け手順(ブラケット装着からアーム設置まで)
- クランプ式とグロメット式それぞれの固定方法
- 高さ調整の方法とモニターが下がる時の対処法
- 張力調整の具体的な手順(六角レンチの使い方)
- 取り付け時の注意点とよくある失敗例
- 設置後の動作確認とチルト・パン調整方法
Pixio PSW1Sの取り付けに必要なものと事前準備
スムーズに取り付けを進めるために、事前に準備しておくべきものを確認しましょう。
パッケージ内容の確認
Pixio PSW1Sのパッケージには、以下のものが同梱されています。
- アーム本体(上部アームと下部アーム)
- ポール(支柱)
- クランプまたはグロメット取り付け用ベース
- VESAブラケット(モニター取り付け用)
- 六角レンチ(大・小の2本)
- 取り付け用ネジ・ワッシャー・スペーサー
- ケーブルクリップ
- 取扱説明書
開封したら、まずすべてのパーツが揃っているか確認してください。特にネジ類は小さいため、紛失しないよう小さな容器に入れて保管しておくと作業がスムーズです。
デスクの確認事項
取り付け前に、以下の条件を満たしているか確認しましょう。
| 確認項目 | クランプ式 | グロメット式 |
|---|---|---|
| 対応天板厚み | 10~50mm | 10~45mm |
| デスクへの加工 | 不要 | 穴開け必要(直径8~50mm) |
| 設置スペース(表面) | 約10cm×10cm | 約8cm×8cm |
| 設置スペース(裏側) | 約8cm(締め付け部分) | 約5cm(ボルト部分) |
デスクの天板厚みをメジャーで測定し、対応範囲内であることを確認してください。
また、デスク裏側に脚や補強材がないか、クランプやグロメットを設置するスペースがあるかもチェックしておきましょう。
モニターの対応確認
Pixio PSW1Sは以下のモニターに対応しています。
- モニターサイズ:17~32インチ
- 重量:1~9kg(この範囲外では正常動作しません)
- VESA規格:75×75mmまたは100×100mm
モニターの重量が1kg未満だとアームが上がりすぎ、9kgを超えると下がりすぎてしまいます。モニターの仕様書で重量とVESA規格を必ず確認してください。
Pixio PSW1Sの取り付け手順(ステップ1:ブラケットの装着)
最初にモニター背面にVESAブラケットを取り付けます。
モニター背面のスタンドを外す
まず、モニターに付属しているスタンドを取り外します。モニターを柔らかい布の上に画面を下にして置き、背面のネジを緩めてスタンドを取り外してください。
この際、モニター画面を傷つけないよう、必ず柔らかい布やクッションの上に置いて作業しましょう。硬い机の上に直接置くと、画面に傷が付いたり破損する恐れがあります。
VESAブラケットの取り付け
Pixio PSW1Sに付属のVESAブラケットをモニター背面に取り付けます。取り付け手順は以下の通りです。
- モニター背面のVESA穴(4つのネジ穴)の位置を確認する
- モニターに凹みがある場合は、付属のスペーサーを先に取り付ける
- VESAブラケットを穴の位置に合わせる
- 付属のネジとワッシャーを使って4箇所を仮止めする
- 対角線順(左上→右下→右上→左下)にネジを本締めする
ネジを締める際は、対角線順に少しずつ締めていくことで、ブラケットが均等に固定されます。一箇所だけを先に強く締めると、取り付け位置がずれたり、モニターに負担がかかる可能性があります。
スペーサーが必要なケース
一部のPixioモニター(PXC348C、PX277PN、PX279PNなど)では、背面に凹みがあるためスペーサーの使用が推奨されています。
スペーサーなしで取り付けるとネジの長さが足りず、しっかり固定できない場合があります。
スペーサーは、VESAブラケットとモニターの間に挟んで使用します。
付属のネジ・ワッシャー対応表を確認し、自分のモニターに適した組み合わせを選びましょう。
Pixio PSW1Sの取り付け手順(ステップ2:ベースの固定)
次にデスクにベースを固定します。クランプ式とグロメット式で手順が異なります。
クランプ式の取り付け方法
クランプ式は工具不要で簡単に取り付けられます。
- クランプをデスクの好きな位置に仮置きする
- デスク裏側から締め付けネジを手で回して挟み込む
- デスク表面にクランプがしっかり密着するまで締める
- クランプががたつかないか確認する
- 必要に応じて六角レンチでさらに締め付ける
クランプの締め付けが甘いと、アームを動かした際にベースごと動いてしまいます。しっかりと固定されていることを確認してから次のステップに進みましょう。
グロメット式の取り付け方法
グロメット式は、デスクに穴を開けて固定するため、より安定した設置が可能です。
- デスクの配線穴または新しく開ける穴の位置を決める
- 穴の直径が8~50mmであることを確認する
- グロメットマウントをデスク上から穴に通す
- デスク裏側からボルトとワッシャーを取り付ける
- ボルトをしっかり締めて固定する
グロメット式は一度穴を開けると元に戻せないため、設置位置を慎重に決めることが重要です。モニターを使用する際の最適な位置を事前にシミュレーションしておきましょう。
デスクにフレームがある場合の対処法
デスクの裏側に補強フレームがある場合、クランプが干渉して取り付けられないことがあります。この場合は以下の対処法があります。
- フレームとフレームの間(開口部)にクランプを設置する
- デスクの短辺(横側)に設置する
- グロメット式に変更して穴から固定する
Pixio PSW1Sの取り付け手順(ステップ3:アームの組み立て)
ベースが固定できたら、アームを組み立てて取り付けます。
ポールをベースに取り付ける
まず、ポール(支柱)をベースに取り付けます。
- ポール下部をベースの接続部に差し込む
- ポールを回転させて固定位置を決める
- ベース側面のネジを六角レンチで締めてポールを固定する
ポールの高さはこの段階では調整できないため、後で調整できるアーム側で高さを変える形になります。
下部アームと上部アームを接続する
Pixio PSW1Sはすでにアームが組み立てられた状態で梱包されている場合が多いですが、分離している場合は以下の手順で接続します。
- 下部アームの先端部分に上部アームを接続する
- 関節部分のネジを締めて固定する
- アームが滑らかに動くか確認する
アームをポールに取り付ける
組み立てたアームをポールに取り付けます。
- アームの根元部分をポールに差し込む
- 高さを調整しながら好みの位置で固定する
- ポール側面のクランプネジを六角レンチで締める
この時点ではまだモニターを取り付けていないため、後で高さ調整する可能性があります。仮止め程度にしておき、モニター取り付け後に最終調整するとスムーズです。
アームの可動範囲を制限する設定
デスクを壁際に設置している場合、アームが壁にぶつからないようリミッターネジで可動範囲を制限できます。
リミッターネジを締めると、アームの回転範囲が360°から180°(±90°)に制限されます。壁際で使用する場合はこの設定にしておくと、アームが壁にぶつかる心配がありません。
Pixio PSW1Sの取り付け手順(ステップ4:モニターの装着)
最後にモニターをアームに取り付けます。
モニターを持ち上げてブラケットに引っかける
モニターの取り付けは、以下の手順で行います。
- モニターを両手でしっかり持つ
- モニター背面のVESAブラケットをアームの先端部分に引っかける
- 上から下にスライドさせてブラケットをはめ込む
- カチッと音がしてロックされたことを確認する
- モニターを軽く引っ張ってしっかり固定されているか確認する
27インチ以上の大型モニターは重量があるため、二人で作業すると安全です。一人が作業する場合は、モニターを落とさないよう慎重に取り付けてください。
ケーブルの接続と整理
モニターが固定できたら、電源ケーブルと映像ケーブル(HDMIまたはDisplayPort)を接続します。
Pixio PSW1Sには、ケーブルクリップが付属しています。これをアームに取り付けることで、ケーブルをアームに沿って綺麗に収納できます。ケーブルに余裕を持たせて固定することで、アームを動かしてもケーブルが引っ張られることがありません。
Pixio PSW1Sの高さ調整方法と張力調整
取り付けが完了したら、使いやすい高さに調整しましょう。
高さ調整の基本操作
Pixio PSW1Sはガススプリング式のため、モニターに軽く触れるだけで上下に動かせます。高さ調整の範囲は215~495mmです。
最適な高さの目安は、座った状態で目線がモニター上端と同じか、やや下になる高さです。この高さに調整することで、首や肩への負担が軽減され、長時間作業でも疲れにくくなります。
モニターが下がってくる場合の対処法
モニターを好きな高さに調整しても、時間が経つと徐々に下がってくる場合があります。これはアームのガススプリング張力がモニターの重量に対して弱いことが原因です。
張力調整の手順は以下の通りです。
- アームの関節部分にある張力調整ネジを見つける
- 付属の六角レンチ(小さい方)を使用する
- モニターが下がる場合:反時計回りに回して張力を強める
- モニターが上がる場合:時計回りに回して張力を弱める
- モニターを軽く動かして、適切な固さになったか確認する
張力調整は少しずつ行い、調整後に毎回動作確認することが重要です。一度に大きく回しすぎると、ネジが緩みすぎたり、逆に固くなりすぎたりします。
適切な張力の見極め方
適切な張力とは、以下の状態を指します。
- モニターを手で軽く押すとスムーズに動く
- 手を離すとその位置で静止する
- 何もしない状態で勝手に上がったり下がったりしない
モニターの重量が4~6kg程度であれば、初期設定のまま使用できることが多いですが、3kg以下の軽量モニターや7kg以上の重量級モニターでは調整が必要になる場合があります。
Pixio PSW1Sのチルト・パン・回転調整
高さ調整以外にも、様々な角度調整が可能です。
チルト調整(前後の傾き)
チルト調整は、モニターの上下角度を変える機能です。可動範囲は上向き+45°、下向き-45°の合計90°です。
デスクワークでは、モニターをやや下向きに傾けることで、目線が自然に下がり、首への負担が軽減されます。動画視聴時は、椅子に深く座った姿勢に合わせて角度を調整すると快適です。
チルトが固すぎる場合は、モニター取り付け部付近の調整ネジを六角レンチで緩めることで、軽く動かせるようになります。
パン調整(左右の首振り)
パン調整は、モニターを左右に向ける機能です。可動範囲は左右それぞれ90°の合計180°です。
デュアルモニター環境では、メインモニターを正面に、サブモニターを斜めに配置することで、視線移動が楽になります。また、プレゼンテーション時に画面を来客側に向けるなど、様々な用途で活用できます。
回転機能(縦置き対応)
Pixio PSW1Sは360°回転可能で、モニターを縦置きにすることもできます。
縦置きモニターは以下のような用途に最適です。
- プログラミング:コードを縦に長く表示できる
- 文章作成・校正:A4サイズの書類を実寸大で表示
- Webブラウジング:縦スクロールが必要なページを一度に表示
- SNS閲覧:Twitter、Instagram、TikTokなど縦長コンテンツに最適
Pixio PSW1Sの取り付け時によくある失敗と対処法
初めて設置する際によくある失敗例と、その対処法をまとめました。
ネジが合わない・入らない
モニターに付属のネジを使用すると、長さが合わずにブラケットがしっかり固定できない場合があります。必ずPixio PSW1Sに付属のネジとワッシャーを使用してください。
スペーサーが必要なモニターにスペーサーなしで取り付けると、ネジの長さが足りずに浮いてしまいます。公式マニュアルのネジ・ワッシャー対応表を確認し、適切な組み合わせを選びましょう。
アームが固すぎて動かない
出荷時の状態では、重量級モニターを想定した張力設定になっているため、軽量モニターでは動きが固く感じることがあります。六角レンチで張力を弱める方向に調整してください。
逆に、アームがふにゃふにゃで固定できない場合は、張力が弱すぎます。反時計回りに回して張力を強めましょう。
クランプがデスクに固定できない
デスクの裏側に補強フレームや脚があると、クランプの締め付け部分が干渉して取り付けられないことがあります。
対処法は以下の通りです。
- フレームとフレームの間の開口部にクランプを設置する
- デスクの短辺(横側)に設置する
- グロメット式に変更して穴から固定する
- より薄いクランプを持つ他社製アームを検討する
モニターがブラケットから外れそう
ブラケットの取り付けが不完全だと、モニターが外れる危険があります。VESAネジは対角線順にしっかり締め、モニターを軽く引っ張って固定を確認してください。
また、モニター重量が9kgを超えている場合、Pixio PSW1Sの耐荷重を超えているため、より耐荷重の大きいアーム(Pixio PS2Sなど)への変更を検討しましょう。
Pixio PSW1Sの取り付けと高さ調整に関するまとめ
この記事で解説した内容を以下にまとめます。
- 取り付けは4ステップ(ブラケット装着→ベース固定→アーム組み立て→モニター装着)で完了
- クランプ式は工具不要、グロメット式はより安定した設置が可能
- 高さ調整範囲は215~495mmで無段階調整可能
- モニターが下がる場合は六角レンチで張力を強める(反時計回り)
- 対応モニターは17~32インチ、重量1~9kg、VESA規格75×75または100×100mm
- チルト±45°、パン±90°、回転360°の高い自由度
- 取り付け時間は初心者でも30分程度
- 付属のネジ・ワッシャー対応表を確認してモニターに合った組み合わせを選ぶ
Pixio PSW1Sは、初心者でも簡単に取り付けられる設計になっています。
クランプがすでに組み立てられた状態で梱包されているため、他社製品のように複雑な組み立て作業が不要です。
高さ調整もガススプリング式により直感的に操作でき、工具を使わずに軽い力で動かせます。
万が一モニターが下がってくる場合でも、付属の六角レンチで簡単に張力調整ができるため、長く快適に使い続けられます。
取り付け前にデスクの天板厚みとモニターの重量・VESA規格を確認し、この記事で紹介した手順通りに進めれば、失敗することなく設置できます。
公式サイトには動画マニュアルも公開されているため、不安な方は動画を見ながら作業するとより安心です。
適切な高さに調整することで、作業効率の向上と姿勢改善による健康面でのメリットが期待できます。
Pixio PSW1Sを正しく設置して、快適なデスク環境を実現しましょう。
