エルゴトロンのモニターアームを購入したいけれど、従来のLXと2025年11月に発売された新型のLX Proのどちらを選べばいいか迷っていませんか。
価格差や機能の違いを理解しないまま購入すると、後悔する可能性があります。
LX Proは従来のLXの正統進化版で、軽量モニター対応(1.8kg~)、テンションインジケーター搭載、VESAプレート独立式、回転ストッパー機能など、使い勝手が大幅に向上しています。
価格は20,980円とLXより約6,000円高いですが、設置の簡単さと調整のしやすさを考えると、新規購入ならLX Proがおすすめです。
ただし、従来のLXで十分満足できる方も多く、コストを重視するならLXも優れた選択肢です。
この記事で分かること:
- エルゴトロンLXとLX Proの基本スペック比較
- 耐荷重・対応サイズ・可動域の違い
- LX Proで追加された5つの新機能
- テンションインジケーターの便利さと使い方
- どちらのモデルを選ぶべきか用途別の選び方
- 価格差と購入タイミングの判断基準
エルゴトロンLXとLX Proの基本スペック比較表
まず、両モデルの主要スペックを一覧表で比較します。
主要スペック一覧
| 項目 | LX Pro(新型) | LX(従来型) |
|---|---|---|
| 発売日 | 2025年11月11日 | 2010年~ |
| 価格 | 20,980円 | 14,800円前後 |
| 対応モニターサイズ | 最大34インチ | 最大34インチ |
| 耐荷重(シングル) | 1.8~10.0kg | 3.2~11.3kg |
| 昇降範囲 | 33cm | 33cm |
| チルト角度 | 85° | 75° |
| パン角度 | 360° | 360° |
| VESA規格 | 75×75mm、100×100mm | 75×75mm、100×100mm |
| 保証期間 | 10年 | 10年 |
価格差は約6,000円
LX Proの定価は20,980円で、従来のLX(約14,800円)と比べて約6,000円高く設定されています。
この価格差に見合う機能改善があるかどうかが、購入判断の重要なポイントになります。
ただし、Amazonなどのセール時には両モデルとも値下がりすることがあります。
ブラックフライデーやプライムデーでは、LXが12,000円台、LX Proが18,000円台まで下がる可能性があるため、購入タイミングも考慮に入れると良いでしょう。
エルゴトロンLX Proで追加された5つの新機能
LX Proが従来のLXから進化したポイントを詳しく解説します。
1. テンションインジケーター搭載
LX Proの最大の特徴は、スプリングの張力を視覚的に確認できるテンションインジケーターです。従来のLXでは、モニターの重量に合わせてスプリングを調整する際、感覚に頼るしかありませんでした。
テンションインジケーターがあることで、以下のメリットがあります。
- 適切な張力に調整したかが一目で分かる
- デュアルモニター環境で左右のアームを同じ張力に揃えられる
- 調整のたびにモニターを取り付けて確認する手間が省ける
- 初心者でも迷わず適切な設定ができる
特に、複数のモニターアームを使用している環境では、すべてのアームを統一した張力に設定できるため、操作感が統一されて非常に快適です。
2. VESAプレートが独立式に変更
従来のLXではVESAプレートがアームと一体型だったため、モニターを取り付ける際にアーム全体を持ち上げる必要がありました。
LX ProではVESAプレートが独立しており、以下の手順で簡単に取り付けられます。
- VESAプレートだけをモニター背面に取り付ける
- プレートをアームに引っかけてスライドさせる
- ロックして完了
この変更により、特に重量のある27インチ以上のモニターを一人で設置する際の作業負担が大幅に軽減されました。
3. 回転ストッパー機能
LX Proには、アームの回転範囲を制限できる回転ストッパー機能が追加されています。この機能により、以下のような問題を防げます。
- 壁際に設置した際、アームが壁にぶつかるのを防ぐ
- パーティションや棚との接触を回避
- 360°回転と180°制限を切り替え可能
デスクを壁にぴったり付けて使用している方にとって、この機能は非常に便利です。従来のLXでは、壁から10cm程度離す必要がありましたが、LX Proなら回転範囲を制限することで壁際でも安心して使えます。
4. ケーブル管理の大幅改善
LX Proでは、アームの上部と下部の両方に専用のケーブルカバーが追加されました。従来のLXにもケーブルクリップはありましたが、カバー式になったことで以下のメリットがあります。
- ケーブルがアームから外れにくい
- 見た目がすっきりして美しい
- ケーブルの引っかかりを防ぐ
- ホワイトモデルではカバーも白で統一されている
デスク周りの美観を重視する方にとって、この改善は大きな魅力です。
5. ポール固定方式の変更(傷つき防止)
従来のLXでは、アームの高さを固定する際にポールにネジを直接締め付けるため、必ずポールに傷が付いていました。LX Proでは固定方式が改良され、ポールに傷が付かない仕組みになっています。
この変更により、将来的にアームを取り外して再利用したり、売却したりする際にも、ポールが綺麗な状態で保てます。
エルゴトロンLXとLX Proの耐荷重の違いと影響
耐荷重の違いは、使用できるモニターの選択肢に大きく影響します。
LX Proは軽量モニターに対応
LX Proの耐荷重範囲は1.8~10.0kgで、従来のLX(3.2~11.3kg)と比べて下限値が大幅に下がりました。これにより、以下のようなメリットがあります。
- 軽量な24インチモニター(2~3kg)でも安定して使える
- ノートPCトレイとノートPCの組み合わせでも対応可能
- 軽量モニターでアームが上がりすぎる問題が解消
従来のLXでは、3.2kg未満の軽量モニターを取り付けるとスプリングの張力が強すぎてアームが上がりすぎてしまい、低い位置で使用できない問題がありました。LX Proならこの問題が起きません。
LXは重量級モニターに対応
一方、従来のLXは最大11.3kgまで対応しているため、以下のような重量級モニターでも使用できます。
- 32インチの大型ゲーミングモニター(8~10kg)
- 4K解像度の高品質モニター
- ウルトラワイドモニターの一部
LX Proは最大10.0kgまでなので、10kgを超える重量級モニターを使用する場合は、従来のLXまたはエルゴトロンHXなどの別モデルを選ぶ必要があります。
どちらを選ぶべきか
モニターの重量によって最適なモデルが異なります。
| モニター重量 | おすすめモデル |
|---|---|
| 1.8~3.2kg | LX Pro(LXは非対応) |
| 3.2~10.0kg | 両方対応(好みで選択) |
| 10.0~11.3kg | LX(LX Proは非対応) |
| 11.3kg以上 | エルゴトロンHX推奨 |
エルゴトロンLX Proの組み立てやすさと使い勝手
LX Proは、組み立てと調整の簡単さが大幅に向上しています。
組み立て時間の短縮
VESAプレートが独立したことで、組み立て手順が簡素化されました。従来のLXでは以下の手順が必要でした。
- アーム全体をモニターに取り付ける
- 重いモニターとアームを一緒に持ち上げる
- バランスを取りながらポールに固定する
LX Proでは、以下のように作業が分離できます。
- VESAプレートだけをモニターに取り付ける(軽作業)
- アームをポールに取り付ける(モニターなしで軽い)
- モニターをアームに引っかける(スライド式で簡単)
この変更により、初心者でも一人で30分程度で組み立てられるようになりました。
調整のしやすさ
テンションインジケーターにより、張力調整が直感的に行えます。従来のLXでは、以下のような試行錯誤が必要でした。
- 六角レンチでネジを回す
- モニターを取り付けて動作確認
- 適切でなければ再度モニターを外して調整
- この繰り返し
LX Proでは、インジケーターを見ながらモニターの重量に合わせた目盛りに調整するだけで、一発で適切な張力に設定できます。
エルゴトロンLXとLX Proの可動域と操作性
両モデルとも優れた可動域を持っていますが、LX Proで若干の改善があります。
チルト角度の拡大
LX Proのチルト角度は85°で、従来のLX(75°)と比べて10°拡大しました。これにより、以下のような使い方がより快適になります。
- モニターを大きく上向きにして寝転がって視聴
- スタンディングデスクで立ち作業する際の角度調整
- モニターを壁側に向けてプレゼンテーション
操作の滑らかさ
実際のレビューによると、LX Proは従来のLXよりもさらに滑らかに動くという評価が多く見られます。
「引っかかりがない」「どんなに動かしても抵抗を感じない」という声があり、ガススプリングの品質がさらに向上している可能性があります。
従来のLXもすでに非常に滑らかでしたが、LX Proはそれを上回る操作感を実現しています。
エルゴトロンLXとLX Proのデザインと設置スペース
外観と設置に必要なスペースにも違いがあります。
台座のデザイン変更
従来のLXは丸みを帯びた台形に近い長方形の台座でしたが、LX Proは正方形に近いコンパクトなデザインになりました。デスク表面の占有面積が小さくなり、よりすっきりとした印象です。
安定感については、どちらもしっかり固定されるため実用上の差はありませんが、見た目の好みで選ぶのも良いでしょう。
ポールの長さと設置高さ
LX Proのポールは従来のLXよりも短くなりましたが、モニターの設置可能高さは逆に高くなっています。これはアームの取り付け位置が改良されたためです。
壁からVESAマウントまでの距離は、LX Proが約12.3cm、従来のLXが約12.6cmで、ほぼ同等です。アームを壁にべた付けすれば、どちらも1cm程度短縮できます。
カラーバリエーション
両モデルともマットブラックとホワイトの2色展開ですが、LX Proではクランプやケーブルカバーなどのすべてのパーツが同色で統一されています。
従来のLXでは一部のパーツが異なる色だったため、統一感を求める方にはLX Proが有利です。
エルゴトロンLXとLX Pro、どちらを選ぶべきか
用途や予算に応じて、最適なモデルを選びましょう。
LX Proがおすすめな人
以下に当てはまる方には、LX Proの購入をおすすめします。
- 軽量モニター(3kg以下)を使用している
- 初めてモニターアームを購入する
- デュアルモニター環境で左右のアームを同じ設定にしたい
- 壁際にデスクを設置している(回転ストッパーが便利)
- ケーブル管理にこだわりたい
- 組み立てや調整を簡単に済ませたい
- 最新モデルを使いたい
従来のLXがおすすめな人
以下に当てはまる方には、従来のLXで十分満足できます。
- コストを最優先したい(約6,000円の差は大きい)
- 重量級モニター(10kg以上)を使用している
- すでにLXを使用していて追加購入したい(統一感のため)
- テンションインジケーターなしでも調整できる自信がある
- 従来のLXで十分満足している知人からの推薦
コストパフォーマンスで考える
約6,000円の価格差をどう捉えるかがポイントです。LX Proの新機能に6,000円の価値を感じるなら迷わずLX Proを、基本性能が同じなら安い方が良いと考えるならLXを選びましょう。
長期間使用する製品のため、10年保証期間で考えると年間600円の差です。この視点で考えれば、使いやすさが向上したLX Proのコストパフォーマンスは十分高いと言えます。
エルゴトロンLXとLX Proの違いまとめ
この記事で解説した内容を以下にまとめます。
- LX Proは2025年11月11日発売の最新モデルで価格は20,980円(LXは約14,800円)
- LX Proは1.8~10.0kg対応で軽量モニターに強く、LXは3.2~11.3kg対応で重量級モニターに対応
- テンションインジケーター搭載で張力調整が視覚的に確認できる(LX Proのみ)
- VESAプレート独立式で組み立てが簡単になった(LX Proのみ)
- 回転ストッパー機能で壁際設置でも安心(LX Proのみ)
- ケーブル管理が専用カバー式に改善(LX Proのみ)
- ポール固定方式変更で傷が付かない(LX Proのみ)
- チルト角度が85°に拡大(LXは75°)
- 両モデルとも10年保証で長期間安心して使える
エルゴトロンLXは10年以上愛されてきた定番モニターアームで、その性能と品質は折り紙付きです。新型のLX Proは、その良さを引き継ぎながら、使い勝手を大幅に向上させた正統進化版と言えます。
特にテンションインジケーターとVESAプレート独立式は、初心者にとって非常にありがたい改善です。モニターアームの設置や調整で挫折する人が減り、より多くの人が快適なデスク環境を実現できるようになりました。
一方で、従来のLXも依然として優れた製品です。基本性能は同等で、重量級モニターにも対応し、価格が安いというメリットがあります。
すでにLXを使っていて満足している方が、わざわざLX Proに買い替える必要はありません。
新規購入の場合、予算に余裕があればLX Proを、コストを重視するならLXを選ぶと良いでしょう。どちらを選んでも10年保証があり、エルゴトロンの高品質な製品を長く使い続けられます。
あなたのモニター重量と予算、そして求める使いやすさを考慮して、最適なモデルを選んでください。
どちらを選んでも、デスク環境は劇的に改善され、作業効率と快適性が大きく向上するはずです。
